2016年01月10日

60年後の住宅事情

2016年になりましたが、人口減少がはっきりしてきました。これは、50年前にすでにわかっていた事実ですが、何も手を打たなかったことが今になって大きな問題となっています。

以下のグラフは内閣府サイトからの引用です。

人口減少.gif

これを見れば、明らかですが平成72年44年後には8600万人まで減少します。

住宅が余るのは当然ですが、40年も経てば、平成6年に建った建物は木造であれば60年経っていてその時代の水準とは』かけ離れて住める状態ではなくなっています。
マンションであれば、注意深く保守管理をすれば100年は保つと云われています。平成以降のマンションはなんとかギリで使える状態でしょう。

人口が減少してこれまで建ててきた余る住宅が出てくるのは当然ですが、その頃には、使用できなっているのです。
これからその60年後を見越して、これからの住宅は長期にわたって初期性能を保てる構造と理念が必要です。

冷暖房に使うエネルギーは原油価格の暴落で1ガロン当たりWTI で30$を切る事態になっています。60年後はエネルギー革命が起こされていなければ相変わらず化石燃料に頼ることになります。原発はその核ゴミを処理できない実情を見れば無くす方向に動くでしょう。残る太陽光、風力発電など技術開発が進めば50%に届くことでしょう。その時には、大規模な発電所は工場などの消費電力の大きなところのためだけに存在し、各家庭は自前でエネルギーを調達することでしょう。

そう考えると、これから建てる建物は100年使用可能な計画を元に設計してエネルギーを貯めこむ構造が望ましいです。大規模発電は不要になり、少ないエネルギーで維持できる住宅であればこの100年を有意義に利用できるでしょう。ヨーロッパの建物は地震がないこともありますが、100年どころか、300年近く利用されることもあります。それだけ使えば、元は充分取れるし資産となります。
江戸時代の建物が未だに立派に建っている事実は見逃せません。思想が入った建物は構造もその理念も学ぶところがあります。

建築にかかわる技術は伝統的な技術から学び、新しい技術と融合させて未来に活かすことが出来れば人口減少の問題を一部でも突破口を見つけることができるはずです。

























posted by lude at 11:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記